簡素な暮らし 第1回

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突然ですが我が家の居間です。

5年前にこの家を建てたとき、収納スペースがほとんどありませんでした。

はじめはやむを得ず物を減らしていたのですが、そうしているうちに自然と簡素な暮らしを求めるようになりました。

5年もたつと当たり前になってしまっていたのですが、先日moyaisイマノさんとお話したとき、「その暮らしは結構めずらしいので、ブログにも書いてみては?」と言っていただきました。

そんなわけで今後少しずつ、我が家の「物はないけど楽しい暮らし」を紹介させていただこうと思います。

Facebookでもご紹介しましたが、この夏の猛暑を我が家ではエアコンなしで何とか乗り切ることができそうです。さすがに風のない日は扇風機を使っていますが、鎌倉は高い建物がないせいか、気持ちいい風が入ってきます。

 

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冬は間伐材などを燃料とするペレットストーブで暖をとっています。エアコンのようにすぐに暖かくはなりませんが、じんわりと熱が伝わり、火を眺めていると心が落ち着きます。

そういえば、テレビと電子レンジもありません。吉幾三さんの歌みたいですね。

これはよかったな、と思うのは掃除機をなくしたことです。我が家では箒と雑巾で掃除をしています。杉の無垢材を使った床は、雑巾で拭くとだんだん色が変わってきて飴色になり、歩き心地もよくなります。掃除機だと伝わらない温もりが手に伝わってくるのがうれしいです。

 

柳宗悦は民藝のものに共通する点として、「無駄をはぶいた簡素、作為に傷つかない自然さ、簡単な工程」をあげました。この国で美しい手仕事が生まれたのは、背景に自然と生きる簡素な暮らしがあったからだと思います。また、柳は物質的な豊かさだけでなく、より良い生活とは何かを民藝運動を通して追求しました。

自分にとって美しく、より良い生活とはどんなものだろう?

そんな風に日々考えながら手仕事のものを選ぶと、ますます楽しくなるかもしれません。ではまた次回。

ヒラノ

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