簡素な暮らし 第4回

秋になると体が自然に夏野菜よりも根菜を欲するのが不思議です。太陽の近くで育つものではなく、土の中で育つ野菜が食卓に並ぶようになりました。

最近は「1日◯品目以上摂取!」といわれることも多いですが、品目数にこだわらず添加物の少ない自然なものや、その季節のものを食するようにしています。

今日のテーマは「+(プラス)ではなく-(マイナス)の暮らし」です。

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昔の日本人の簡素な暮らしを忘れぬよう、居間に飾っている型染の布です。晴耕雨読の暮らしはまだまだ出来ませんが、なるべく自然の成り行きに合わせて生活できたらいいな、と思います。現代はたくさんの物に囲まれ、遠く離れた場所にも簡単に行けますが、かつての日本人は限りあるものと共に、同じ場所で暮らしながらも、そこに様々な世界を見ていたのでしょう。

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我が家の庭に咲いた春の花です。雑草もたくさん生えて大変ですが、なるべく土と自然に咲く野の花を残そうとしています。いろんな花を足していくのも楽しいですが、毎年どこからか飛んでくる種を気長に待つのもなかなか良いものです。

ドラッグストアには驚くほど沢山の洗剤や化粧品が並んでいますが、我が家のお風呂にあるものはこれだけです。

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洗剤もなるべく減らし、食器洗いや掃除には粉石鹸を使い回しています。

食べ物もシンプルに。余裕がないときは冷凍食品も使いますが、電子レンジがないので買えるものが限られています。シリアル(グラノーラ)や焼き菓子を自分で作ると驚くほど少ない材料で出来ることに気付きます。そして何より、とっても美味しいんです。

あるものの良し悪しを考えるときに、いつも思い出す言葉があります。

「何においてであれ『完全』とは、すべてを脱ぎ去り、ありのままの姿に戻ったとき、つまり、加えるべきものではなく、取り去るものがなくなったときに達成されるのである」

フランスの作家アントワーヌ・ドゥ・サンテグジュペリの言葉です。

ものを見る目を磨き、自分自身も年をとるにつれて余計なものを脱ぎ去り、自然でありのままの姿に近づければいいな、と思います。

ではまた次回。

ヒラノ

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