残したいもの

moyaisオンラインショップの「moyaisについて」というページには、故 久野恵一さんからのメッセージと共に、moyaisの使命と理念が書かれています。

「手仕事文化の流れを持続させる。」

これがmoyaisの理念です。

手仕事文化の流れを持続させるためにはどうすればいいでしょうか?

商品を販売して作り手の暮らしを支えること。流行に流されず、その土地で培われてきた手仕事を伝えていくこと。

その大前提にあるのが、「その土地の自然を残すこと」だと考えています。

moyaisで扱っている品物はどれもその土地の材料を使ってつくられています。その土地の材料の性質を生かした、その土地でできた形を残しているものを扱っています。例えば石見の土は酸と塩分に強いため、味噌甕や塩壷に適しています。伊賀の土は多孔質で粗いため、直火にかけても割れにくく、土鍋に適しています。かつての民衆はそのような特徴を知恵と経験によって認識し、ものづくりに生かしてきました。

すでに多くの手仕事は途絶えました。棕櫚を手入れする人がいないため、国産の棕櫚を使った箒はほとんどありません。地元での絹や綿栽培がなくなり多くの織物が生活から消えました。プラスチックの台頭と作り手の高齢化により、木工品と編組品も虫の息です。大人気の沖縄・やちむんもガジマル灰やサンゴ石灰など身の回りにある自然によって釉薬がつくられています。自然が消えれば手仕事の個性も消えていきます。

私たちの身の回りでは「便利・安心・安全」という名のもとに日々自然が消滅の危機に脅かされています。住宅地の開発、ダムやヘリポート、工場、防波堤の建設など。まずはそれが本当に必要な開発なのか?その土地で起きていることにアンテナを張ること。情報に流されず本当に必要なことを判断する力。それが手仕事を残すためにも自然を残すためにも大切だと思います。

日本でどんな自然が危機にあるのか?

日本自然保護協会のページに「なくなりそうな自然を守る」というページがありましたので、シェアします。よかったらお時間あるときに覗いてみてください。

 

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