2018 沖縄・やちむん展は5/25までです

約1か月開催された、鎌倉・もやい工藝のやちむん展も明日で終了です。年に一度の会が終わってしまうのは少しさみしいですが、今年も多くの作り手さんの元気なやちむんを見ることができる素晴らしい展示でした。

まだ明日行かれる方がいるかもしれませんし、メールや電話でのお問い合わせも可能ですので、良いなと思ったものをご紹介します。


沖縄の伝統的な酒器である、抱瓶(ダチビン)とカラカラ。繊細な注ぎ口と力強い絵付けのバランスが美しいですね。


沖縄で骨壷として使われていた厨子甕(ジーシガーミ)のミニチュアです。骨壷としてはなかなか実用的にとはいきませんが、小さい物でしたら小物入れなどとして使うことができます。土の温もりを感じられる素朴な雰囲気に惹かれます。

絵付けと形がとても綺麗なタラフー(蓋物)を見つけました。かつて友人がタラフーにサラダを入れて持ち寄りパーティーに来てくれました。蓋を開けた瞬間の新鮮な驚きは忘れられません。どんなものを入れるか、自由に考えていただきたい楽しい器です。

年に1~2度しか窯出しのない横田屋窯の器が今年は充実していました。横田屋窯は、家族だけで森を切り開き、6年という歳月をかけて登り窯や工房を作った知花實さんご夫妻の窯。沖縄の土と沖縄固有の植物などを使用した釉薬から生まれるあたたかい器です。絵付けが美しく、今年は特に色の出方が素晴らしかったです。

内側に滲んだ釉薬にも味わいがあります。火の力を借りて出来る器は窯から出すまでどのように仕上がるかわかりません。人間の力ではコントロールできないところに自然の美しさが宿ります。

なかなかこれだ、というバランスの良いものを見つけるのが難しいポット類。こちらの急須は胴がぷっくりと膨らみ、全体のバランス、釉薬の流れ方も良く可愛らしいなあと思いました。

今年は若手の作り手さんの成長も著しく感じられました。

泥打模様のお皿にも勢いが感じられます。形が安定してくると、絵付けを良い意味で自由に描くことができるようになり、腰の据わった器になってきます。ロクロも絵付けもとにかく繰り返しの作業なので、間違った方向で癖がつかないよう、その都度修正し、アドバイスをする必要もあります。もやい工藝スタッフ・堀澤さんが数ヶ月に一度沖縄に足を運び、作り手さんとコミュニケーションをとって、伝統と技が崩れぬよう努めているからこそのことだと思います。

お時間があればぜひ明日も初夏の気持ちいい風が吹く鎌倉へどうぞ。

2018 沖縄・やちむん展は5/25までです” への1件のフィードバック

  1. 私が一歩そのお店に足を踏み入れたら一つ一つの器の美しさに目を奪われ釘付けになって動けなくなるんじゃないかと危惧します。

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