無地の石皿

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写真:瀬戸本業一里塚窯・石皿

こんにちは、イマノです。
ここ川崎は、肌寒い日が続いています。
全国的にも同じでしょうかね?
急な気温の変化は体にこたえますので、皆さん、風邪をひかないようにご注意くださいね。

さて、先日瀬戸の石皿をmoyaisで紹介したこともあり、以下の冊子を読んだのですが、
そこにこれは書いておきたいということがありました。

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豊田市民芸館の96年に催された企画展の際の冊子。
(行ったわけではありませんが。)

 

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掲載されている石皿は、どれも絵付けの施されたものですが、
ここで瀬戸本業窯の水野半次郎氏は次のように言っています。(抜粋、要約したもの)
「江戸から明治大正にかけ、瀬戸本業ではその時代に応じたヒット製品を次々と生み出しており、
その代表が石皿である。

瀬戸の土は、全国に類を見ない程純白。また鉄絵や鉄釉の原料も採掘され、呉須も埋蔵されている。
その自然から石皿は生まれるべくして生まれた。

石皿は瀬戸本業の貴重な意志の権仮であり、逞しい(たくましい)創造であった。

石皿はいつの間にか無地になった。画をかくいとまがないくらいよく売れたそうだが、
決して粗雑になったわけではない。数種類以上の釉材料を調合して生まれたネープスイエローの釉薬、
静かで重厚で格調を備え、無地でも満足感を味わうことが出来る不思議な魅力を持っている。」

瀬戸の白い土や原料、そこから生まれた石皿への誇りが感じられ、また 後からでてきた無地の瀬戸の魅力を伝えています。

ところで久野さん(元鎌倉もやい工藝のオーナー・故人)は瀬戸で絵付けのものは店に置きませんでした。
(瀬戸に限らず、唐津もですが。)

それはその昔に石皿が多量に生産される中で生まれた絵付けの仕事は今同じようにはできない、
売れるからといって安易にやってはダメだという考えがありました。

moyaisももちろん、それを受け継いでいます。

ただ、個人的にももともと無地でシンプルな物が好き、ということもあるのですが。

以下は同じ瀬戸の飯碗。

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