小鹿田焼が入荷しました

小鹿田焼が入荷してまいりました。今回は坂本義孝窯と柳瀬朝夫窯です。

坂本義孝さんと柳瀬朝夫さんはどちらも小鹿田のベテラン陶工ですが、お二人がつくるものは趣がだいぶ異なります。

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朝夫さんのつくるものは素朴でおおらか。土着的な印象のものが多いです。
他の窯に比べると釉薬はどろっとしていて、個体差が大きく、雑なつくりと言えるものも見られます。それでもその存在感はほかに見られないものです。存在感があるのに、嫌味はない。意識していないのに工藝的に見える。

それは、これまで膨大な数のうつわをつくってきた朝夫さんの体につくり方が染み込んでいて、一つ一つ考えながらつくるのではなく、朝夫さん独特の感性が訓練の末に会得した技により自然に流れ出ているからだと思います。

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坂本義孝さんのうつわは、朝夫さんのものに比べると整っている印象ですが、義孝さんのうつわを見るたび、内に潜んでいる力強さに圧倒されます。それは地道に努力を重ねてきた人がつくったものにしか見られない力強さです。特別目立つわけでもなく、派手な装飾もないのですが、静かに佇むうつわの中に300年の伝統を受け継いできた小鹿田の底力のようなものを感じるのです。

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バランスよくつくるのがとても難しいであろうものを、小鹿田焼の流れに逆らわず自然につくってしまう。そういう意味でお二人は「流されずに流れる」という共通点があるように思います。

モダンなものや大胆で勢いのあるものが注目されがちですが、今回入荷したようなうつわをmoyaisではこれからも選び続けたいと考えています。心の奥のほうにある場所にずっと閉じ込めておきたくなるような、小鹿田焼の素朴なうつわをぜひご覧ください。

小鹿田焼・柳瀬朝夫窯/坂本義孝窯(大分)

 

 

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