味わい深い太田哲三窯の器

昨日鶯の声響くもやい工藝に足を運びました。

正面に並んでいたのは前回のブログでもご紹介した、小石原焼・太田哲三窯の器です。その中で特に気になったものをご紹介します。

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焼き色に力強さを感じる飯碗です。もやい工藝ならではのセレクトですね。
小鹿田焼とはまた違った飛び鉋の入り方が、小石原らしい素朴な佇まいです。

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定番の刷毛目皿も色の薄いものと濃いものでここまで印象が異なります。

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シンプルな飛び鉋のお皿には青い釉薬がぽとりと落ちていました。こういった偶然にも美しさを見出せるのが手仕事の器ならではの楽しみです。これを良しとするつくり手も使い手の心も美しく、こういった違いや偶然、自然の成り行き、他力を受け入れられる社会にこそまた美しさが生まれるのでしょう。

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あまり見たことのない色味の深皿があり思わず手に取りました。縁が渋みのある青で見込みは黒。黒といってもその中にまた錆色のような色が混ざっています。とてもいい組み合わせで持ち帰りたくなりましたが我慢我慢。

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緑のようなカーキのような何とも言えない渋い色。左側は焼きが強かったのか、黄色がかって他のものとは違う表情です。縁もより鉄っぽい色で惹かれました。縁がついているだけでどっしりと存在感が増すように感じます。ひとつ食卓に置くだけでグッと引き締まりそうですね。

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ころっとした形が可愛らしい湯呑みも縁の青に鉄分が表出して、まるで使い込んだかのようにいい色です。

改めて太田哲三窯の良さを感じ、ここで紹介した器をmoyaisでも注文しよう!と思ったのでした。目立とうとせず当たり前のように佇んでいるのに、手に取ってみるとしみじみ美しく、ずっと使いたくなる素朴な器です。

小石原焼・太田哲三窯(福岡県)

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