ブラジル先住民の椅子

東京都庭園美術館で行われている「ブラジル先住民の椅子 野生動物と想像力」を見に行きました。

約4000年前からラテンアメリカにおいて作られてきたという「椅子」は、長老やシャーマンのためのものであり、共同体における社会的な区分を示すシンボルであったそうです。現在でもブラジル各地で先住民による椅子の制作が行われているそうで、今作られているもの、かつて作られたものが想像以上にたくさん並んでいました。

森で切り倒した大きな木をいくつかの丸太にし、その場で必要な部分だけに削り、背中に担いで帰るという作る者の生命力がそのまま現れたような動物形態の椅子。動物の種類や施されている文様にはひとつひとつ意味があり、椅子は生活を支える芸術品であるとともに、彼らの生活や伝統、宗教観と色濃く結びついていることを今に伝えてくれる重要な工芸品であることがわかりました。

9/17までの展示。ギリギリ見に行けてよかったです。

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