白磁

日本民藝館の展示「白磁」を見に行きました。

柳宗悦が民藝運動を始めるきっかけとなった朝鮮白磁の壺。その出会い以降、柳は生涯で21度も朝鮮半島へ渡り、各地を巡って工芸品を蒐集しました。今回の展示では白磁を中心とする朝鮮の様々な工芸品が150点ほどが展示されています。

朝鮮王朝の理念であった儒教の精神に適う「清貧の美」が宿っているという白磁の器。

柳宗悦は白磁を蒐集しただけではなく、それをつくった朝鮮の人々を愛し、当時日本政府が推し進めた植民地政策に異議を申し立て、朝鮮文化の擁護に尽力しました。作り手の心と、柳の心。ものに映し出された人の心の美しさを感じられる素晴らしい展示でした。

また、併設展示で日本の白磁や陶器を見ることにより朝鮮文化がどれほど日本の陶磁器に影響を与えたかを想像することができました。そこで展示されていた17世紀の伊万里焼のそばちょこやお碗は、現在moyaisでも販売している大日窯のそばちょこやお碗とほぼ同じ形であり、大日窯の目指している初期伊万里の美しさを実際に見ることができたのが嬉しかったです。

コバルトで鳥、花、虫、草花が描かれた朝鮮の染付花鳥文壺は本当に自然が生き生きと描かれており、特に感動しました。11/23まで展示が行われていますのでぜひ足を運んでみてください。

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