太田潤さんのガラスが入荷しました

太田潤 手吹き硝子工房よりタンブラーと一輪挿しが入荷しました。

タンブラーはさざ波のようなモール模様が入っています。紫とモスグリーン、どちらも日本酒やウィスキーなどの廃瓶を利用した再生ガラスです。

鎬の入った陶器のような形の一輪挿し。影も綺麗ですね。

再生ガラスに使われる廃瓶は念入りに洗浄して不純物を取り除く必要があります。また、不純物の燃えた跡が気泡となり一定の状態に保つことはとても難しいそうです。そんな扱いにくい再生ガラスだからこそ、潤さんのつくるものには独特の面白さがあり、すべて表情が異なります。

小石原焼の陶工として知られる太田哲三さんの次男である潤さん。幼い頃から名工といわれた祖父・太田熊雄さんや父・哲三さんの背中を見て育ちました。潤さんの工房の棚には民藝の書籍や熊雄さん、哲三さんの器が並んでいます。潤さんのガラスの根底にあるのは祖父と父の器であり、器づくりの精神です。見た目にも骨格のある陶器のような厚みと素朴さがあります。

工房を始めた当初はお金がなかったために再生ガラスを選んだそうです。窯や道具もすべて手作りなので坩堝の火を保つだけでも大変な苦労があったことでしょう。それでもガラスを選び、続けてきた潤さんの純粋な思いが感じられる美しいガラス。気泡や厚み、高さや幅がひとつひとつ異なります。歪みやガタつきも少しあります。それでも使ううちに他のガラスにはない親しみを感じることができます。まずはひとつ、身近に置いてみてください。

太田潤 手吹き硝子工房(福岡県)

 

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