ありがとうございました 2018

今年もmoyaisでは北は秋田から南は沖縄まで、日本各地の良き手仕事の品々をご紹介することができました。使い手の皆さま、作り手の皆さまに心より感謝申し上げます。

手仕事・民藝に注目が集まるなか、作り手さんの人数は変わらないため需要と供給のバランスが変わり、入荷が難しい窯もでてきました。人気の窯と無名の窯のギャップが大きいという状況の中、moyaisでは民藝の精神を受け継ぎ、良い仕事を続ける窯を有名無名かかわらず、より多くの方にお伝えしていこうと思っております。日本の手仕事・民藝を未来に残すことは、健やかな社会と自然環境を未来に残すことでもあります。来年も使い手の皆さまに応援していただけたら何よりです。

最後に、柳宗悦の言葉を引用して今年の締めくくりとさせていただきます。皆さま健やかな手仕事とともに、良いお年をお迎えください。

-柳宗悦「民藝とは何か」より引用-

なぜ特別な品物よりかえって普通の品物にかくも豊かな美が現れてくるか。それは一つに作る折の心の状態の差違によると云わねばなりません。前者の有想よりも後者の無想が、より清い境地にあるからです。意識よりも無心が、さらに深いものを含むからです。主我の念よりも忘我の方が、より深い基礎となるからです。在銘よりも無銘の方が、より安らかな境地にあるからです。作為よりも必然が、一層厚く美を保証するからです。個性よりも伝統が、より大きな根底と云えるからです。人知は賢くとも、より賢い叡智が自然に潜むからです。人知に守られる富貴な品より、自然に守られる民藝品の方に、より確かさがあることに何の不思議もないわけです。華美よりも質素が、さらに慕わしい徳なのです。身を飾るものよりも、働くものの方が常に健康なのです。錯雑さよりも単純なものの方が、より誠実な姿なのです。華かさよりも渋さの方が、さらに深い美となってきます。なぜ民藝品が「美しい民藝品」となる運命を受けるか、そこには極めて必然な由来があると云わねばなりません。

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