伊勢・いろは窯のうつわ

鎌倉・もやい工藝に入荷していた伊勢・いろは窯の器がとても良いな、と思ったのでご紹介します。

いろは窯の当主・服部日出夫さんは18歳で「神楽の窯」の奥田康博氏に弟子入り、長年の修行を経て1991(平成3)年に「いろは窯」を設けました。師匠譲りの成形と釉薬へのこだわり、絵付けで実用性を重視し、自己を主張しない温かみのある器を作り続けています。

特徴は白化粧、淡い呉須、深い青色が特徴です。moyaisでは久野恵一さんが服部日出夫さんと取り組んだ、現代の暮らしに寄り添う日用雑器を選んで取り扱っています。

いろは窯の器は焼成の具合により毎回印象が異なるところに面白みがあります。今回もやい工藝に並んでいたのは還元焼成により白化粧が黄色っぽく変化したもの。

同じ白と呉須の掛け分けでも、現在moyaisにあるものと比べると全く印象が異なります。

人間がコントロールするのではなく、自然性を重視する民藝の器ならではの魅力です。どちらも美しいですね。

こちらは飯碗。火が強かったのか内側が泡立って少し凹凸があります。普通ならはじかれてしまう商品かもしれませんが、そこに魅力を感じます。

先日moyaisに入荷した深みのある呉須の鉢も良い色です。長年コバルト色の調整にこだわってきた服部さんにしか出せない、深く優しい色合いです。

伊勢・いろは窯(三重県)

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。